症状別

4★足の裏がジンジン・チクチク~足根間症候群

D香さんは事務職のOLです。毎週5日間、ほぼ座ってパソコンを使っています。最近は肩こりなどもひどいので、積極的に運動する機会を作っています。
ヨガやダンスに興味があるけれど、お教室はちょっと敷居が高いので、D香さんはもっぱら近所の公園の周りをウォーキングしています。それでもせっかく運動するから、と、気分の上がるかわいいトレーニングウェアなんかも一式揃えてみました。そのせいか、すぐ飽きがちなD香さん、ウォーキングはそこそこ長く続いています。

でも最近、ちょっと変なんです。

◎ 立ったり歩いたり、特定の靴を履いたりした時に痛い
焼けつくような痛みや、チクチクする痛み
◎ お風呂に入ると足がジンジンする
◎ 足の裏に物が付いているような感じ

普通にアスファルトの上を歩いていても、砂利の上を歩いているような変な感じがずっと続いているのです。特に夜寝ようとした時に、痺れを辛く感じます。
ずっと座っている仕事なので、肩こりや腰痛で悩んでいる人は周囲にたくさんいますが、足がしびれるというのは聞いたことがありません。それにちゃんと運動もしているのに。何がいけないのかわかりません。やっぱり座り仕事のせいかしら?

足根間症候群を知っていますか?

そんなD香さん、あなたは足根間症候群の可能性があります。
足根管症候群とは、足の裏に行く神経の束(後脛骨神経)が圧迫されておこる病気です。
足の裏に行く神経は、ふくらはぎの後ろを下っていき足首の内くるぶしの下を通って足の裏側から足の指に向かいます。この内くるぶしの後ろに足根管という狭いトンネルがあり、この中を足の裏に行く神経や動静脈が腱と一緒に通って足の裏に行っています。
足根管症候群はこの足根管の中の神経が圧迫されて痛みやしびれを引き起こす疾患です。
足根間症候群は足の裏から指にかけて痺れや痛みがありますが、踵は痺れません。また、内くるぶしの神経がつぶされているところを押したり、叩くことで、痺れが起こることがあります。また、踵以外の足の裏から指にかけて痺れて痛くなりますが、足の甲や足首から上に痺れが出ることがありません。
初期は歩くと悪化し、安静にしていると軽減します。進行すると安静にしていても痛くなります。痺れがひどくなると歩行に支障をきたすこともありますが、麻痺で歩けなくなることはありません。
約半数の人に冷えを伴うことがあります。腰の病気や糖尿病に隠れていることもありますが、レントゲンなどでは見つけることができないので厄介です。

周辺組織の炎症や神経の周囲の血管が原因と言われています

外傷性(足首の捻挫や骨折、深い切創)、足首の変形、ガングリオン(腫瘤)、静脈瘤、硬化した動脈による圧迫などや、心不全や腎不全による足首のむくみ、関節リウマチや痛風などによる足首の炎症により起こります。
これらの場合は、病院でその対象疾患を治療する必要があります。また、原因が足首の変形や腫瘤等であれば手術の検討が必要です。ほかにも、きつい靴を履いてるなどがあげられます。しかし、多くの場合、原因が特定されない特発性と言われています。
足の向きが悪く、足首があまりにも内側に回転して、足根管の中の神経に負荷がかかる場合は要注意です。
つまり、オーバープロネーション(過剰回内)が原因になることがあります。
ですから、ケガや足首の変形に心当たりのないD香さんはオーバープロネーションのせいで痛みが出ているのではないでしょうか。

足首への負担は、「あなたが歩くたび」にかかるのです

過剰回内とは踵の骨が外側に滑り足首が内側に倒れている状態のことです。この時多くの人がつま先より膝が内側に入っています
回内という動き自体は、歩いている時には必要な動きですが、過剰回内というのはこれがずっと続いている状態で、この傾いた足になると内くるぶしのあたりがずっと引っ張られている状態になり、足根管内の神経に負荷がかかってしまいます。
そこに全体重がかかり、さらに歩行時には着地の衝撃が加わるため体重の何倍もの負担がそこにかかってきます。1歩ごとに、です。

D香さんと同じ痺れに苦しむ方!

正しい歩き方、立ち方をするということで少しでも早く足首への負担を和らげませんか。
いくら痛み止めの注射をしたりして一時的に痛みを緩和させても、間違った歩き方のままだとまたすぐに痛み出してしまうでしょう。
立っている時、歩いている時のオーバープロネーション(過剰回内)の改善が必要です。

でも、正しい足の使い方って言われても・・・今の歩き方がダメってこと?

足を使うとは、立つこと、歩くことです。正しい足の使い方というのは、簡単に言うと「踵で立ち」「踵で歩く」ことです。。
正しい足の使い方をすると、症状が軽い人はこの時点で痛みが軽減していることを実感していただけます。正しい足の使い方を身に着けると、症状を軽くするだけではなく、肩こりや腰痛などの他の体の不調も軽減していきます。
歩くことはあまりにも普通の行動すぎて、正しい・正しくないを考える機会がそもそもありませんね。

ご自分ではなかなかわかりづらいと思うので、この機会に一度当院でご確認してみてはいかがですか?
専門資格を持ったスタッフが、状態を詳しくお伝えします。