症状別

3★中指と薬指の間が痺れる!~モートン病

C代さんは50代の女性。これまで特に大きな病気もしたことがなく、ごくごく健康に過ごしてきました。でも最近、歩くと足に刺すような痛みが続いています。

★ 足の中指と薬指の付け根あたりに痛み
★ ビリビリ、ジンジンといった痛み
★ 足を踏み出す時が、特に痛い
★ 湿布やマッサージ、ストレッチをしても効果なし

整形外科に行くと「モートン病」と診断されました。 初めて聞く病名に、不安感がいっぱい。痛みと炎症を抑えるステロイド注射をしてもらいました。
先生には「普段の生活で繰り返される負担が原因となっていて、足に合わない靴を履いて横から締め付けられると症状が出てしまいますよ」と言われたため、足にかかる負担を軽減しようとインソールを作りました。
患部にかかる負担を減らすために靴もハイヒールは避け、踵の低い靴を履きました。衝撃吸収するスニーカーを愛用するようにして、アキレス腱ストレッチも行っていますが・・・効果のほどははっきりしません。
毎日の愛犬との散歩もおっくうになるばかりだし、デパートに行ったりお友達とお茶をしに出かけたり・・・なんて外出もためらうようになって、少し引きこもりがちになってしまいました。こんなでは、夫の定年後にふたりでいろいろなところに旅行に行こうなんて夢も、本当に夢で終わってしまいそうです。
あまりに改善しないC代さんに、先生は「場合によっては手術という方法もありますよ」という提案をされましたが、病気やケガとは縁遠かったC代さん、自分の足は手術をしなくてはいけないほどなのかと考えると、不安で胸が苦しくなってしまいます。

C代さんが悩んでいるモートン病、こんな症状です

モートン病、C代さんと同じく、初めて聞かれる方も多いと思います。
モートン病は、症状として、主に足の中指と薬指の間に「ピリピリやジンジン」と刺すような痛みが走ることが特徴的です
これは中指と薬指の付け根の神経が刺激され、神経がこぶ状に膨らみ、歩くたびにその部分を刺激してしまうために、その部分と周囲にヒリヒリとした感覚やシビレなどが生じるからです。特に痛みを感じるのは足を踏み出す時で、女性に多いといわれています。
原因として、主に靴の問題があげられています。
つま先が細いハイヒールやスポーツシューズなどを、長時間・日常的に履き続けることで足が潰され、神経が絞められて発症するといわれています。また、この位置にタコができている方も少なくありません。
でも、普段から横幅の狭い靴を履いている人すべてがモートン病を発症するのでしょうか?
そうではない人も大勢います。
では、その違いは何なのでしょう?

違いは足のアーチの状態です!


足のアーチがしっかりできている状態では、横から圧力が加わっても、神経がコブ状に腫れたりはしないのです。
足のアーチがしっかりできている状態というのは、たくさんある足の骨がしっかり組み合っている構造となり、力学的に強い状態なので、横からいくら圧力が加わっても神経を挟んだりしないようになっています。
ですが、偏平足のように足のアーチが落ちてしまっている状態だと、骨がバラけ、指の間が広がり(開帳足の状態)、力学的に弱い状態になってしまうのです。この状態で横から圧力が加わると神経は簡単に挟まれ、潰され、コブ状に腫れて神経腫ができ、ますます圧迫されてしまいます。
この足が弱い状態になるのがオーバープロネーション(過剰回内)です。
つまり、この症状は、オーバープロネーションの状態で横から圧力をかけ続けられることで発症します
この、オーバープロネーションという足の使い方が原因なのです。
そこで、やってはいけないことがあります。
少しでも痛みを和らげようと、幅の広い靴やゆとりのある靴を履くことや、痛い部分にクッションを入れて患部へのあたりを和らげようとすることです。
なぜやってはいけないか?
それは、クッションを入れると患部への直接のあたりはやわらかくなるのですが、クッションを入れることで、足が不安定になってしまい、結果的に余計に中指と薬指に負担をかける歩き方になってしまうからです。一時的に痛みが和らいだとしても、中指と薬指に負担がかかる歩き方を続けていれば、歩けば歩くほどに神経腫が大きくなってしまい、症状は悪化してしまいます。また、幅の広い靴やゆとりのある靴を履くことで、足のアーチが余計に低下してしまう(偏平足のイメージ)ので、力学的に弱い足の状態になってしまうので神経が圧迫される状況は改善しません。そうすると症状はさらに悪化していきます。

C代さんと同じ症状でお悩みの方!
痛みに悩まないためには、正しい歩き方、立ち方をするということが大事になります。言い換えれば、中指と薬指に負荷がかからない歩き方で歩く!ということが根治までの最短の方法になります。
いくら痛み止めの注射をしても、痛いところにクッションを入れても、幅の広い靴で一時的に痛みを緩和させても、間違った歩き方のままだと、結局痛みがぶり返してしまうからです。それでは何が必要なのかといえば、立っている時、歩いている時のオーバープロネーション(過剰回内)の改善が必要です。

でも、改善って言われても・・・イメージしにくいわ。

足を使うとは、立つこと、歩くことです。正しい足の使い方というのは、簡単に言うと「踵で立ち」「踵で歩く」ことです。
正しい足の使い方をすると、症状が軽い人はこの時点で痛みが軽減していることを実感していただけます。正しい足の使い方を身につけると、症状を軽くするだけではなく、肩こりや腰痛などの他の体の不調も軽減していきます。『間違った歩き方』で歩いてしまっていると、歩けば歩く程、日々症状が悪化していきます。
そして、足の中指と薬指の間の痛み(モートン病)の改善のためには、神経腫が小さいうちに、1日でも早い対処が必要です。
歩くたびに足の痛みを気にして、外出に不安を感じなくてもよくなります。正しい歩き方を身につければ、それは一生続き、今後そのことで悩まされることがなくなるでしょう。

この機会に一度当院でご確認してみてはいかがですか?ご自分ではなかなかわかりづらいことです。専門資格を持ったスタッフが、状態を詳しくお伝えできますよ。