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整形外科では外反母趾は治らない

整形外科では治らない外反母趾

足が痛い・・・そんな時、一番最初に皆さんが駆け込むのは病院だと思います。具体的に言えば整形外科。
もちろん整形外科医院は骨折やねん挫などの疾患のプロです。
外反母趾は「骨が曲がってしまって痛みが出る病気」と思っていれば、当然、骨のプロの整形外科に行きますよね。
でも、外反母趾は骨もが曲がる病気ではなく、生活習慣病なのです。
だから、整形外科ではよい効果が得られないことが多いのです。

慢性的な疾患へのアプローチ

外反母趾は生活習慣病という話をしましたが、分かりやすく、たとえば腰が痛いという状況を思い浮かべてください。
ひとつは、高いところから落ちて腰の骨を折った場合。
もうひとつは、いつも中腰で作業していることによる腰の痛みの場合。
どちらも「腰が痛い」という状況は一緒ですが前者は急性疾患、後者は慢性疾患ととらえます。
急性疾患というのは、その痛みを発する原因がある時起こり、その状態が継続していないものです。
慢性疾患というのは、それはと逆に、痛みを発する原因がずっと続いている状況にあるものです。
当然このふたつの状態における治療の仕方は違うはずです。
急性疾患はそもそもの原因が継続していない=いまはなくなっているという状態なので、病院などでの治療の効果が大きく現れます。
でも、慢性疾患はそもそもの原因がなくなっていない状態なので、痛い⇒治療⇒少し改善⇒また痛い⇒治療・・・を繰り返すことになるので終わりがないことになるのです。この場合、一番効果の高い治療方法は「姿勢を治す」ことなのです。
外反母趾も慢性の腰痛と同じで、湿布や痛み止めなどで少し楽になっても結局元々の原因がなくなっていないのですから、治るはずがないのです。

手術をおすすめしない理由

外反母趾は親指が曲がってしまった状態だと思っていませんか?
違います。
外反母趾は親指の付け根が外に広がってしまった状態のことなのです。
親指の付け根が外側に広がってしまっても親指の位置が変わっていないために、親指自体が「くの字」に曲がってしまったように見えてしまうのです。
動画では、図を使って詳しく説明していますので是非こちらをご覧ください。

生活習慣病を治すには

上にも書きましたが、外反母趾は生活習慣病です。
なので、そうなってしまった原因を取り除かないと治りません。
正しい歩き方・立ち方を身に着けることが、原因を取り除くことに有用です。