症例報告

【症例25】K.Oさん(60歳代/外反母趾)

今回は、60歳代の女性の症例をご紹介します。
K.Oさんはひどい外反母趾に悩まされてご来院されました。
自己流でテーピングなどをして矯正ができないかを試されたこともあるそうです。

外反母趾の治療、と言われてすぐに思い出すものは何でしょう?
手術?
矯正?マッサージ?
インソール?
テーピング?
もちろん、適切な処置を施せば外反母趾が改善することもあります。しかし元々の歩き方が適切でない場合、例えば手術をしていったん外反母趾が治ったとしても、また歪んでいってしまう可能性がないわけではないのです。

今までは歩き方に注目されることが少なく、『正しい歩き方』を教えてもらったことも当然ないので、何となく歩いているその歩き方が『正しくなかった』ために外反母趾となってあなたを苦しめているのだとしたら、せっかく手術をしたり矯正をしたりしても元に戻ってしまうのならもったいないと思いませんか?

KOさんの足を見てみましょう!

当院では、まず最初に必ずトライアルコース』を受けていただきます。
歩行を改善するためには、ご自分で努力する過程が必ず必要になるため、本当に頑張れそうかどうかを確認していただくためです。
その時に、足の裏から写真を撮ります。
これが、歩行改善をする前の写真《Before》となります。
その後、4~12か月をかけてプログラムを受けていただきます。そのプログラム終了時に「どれだけ改善したか」を確認するためにもう一度写真を撮ります。これが《After》となります。

《Before》

《After》

当院の特徴として、外反母趾が改善したかどうかを痛みの改善度だけでなく、数字で客観的に判断していただけます。

改善度を数字で見る!

それでは、Oさんが12か月でどれほどに改善したかをグラフで見てみましょう。

最初にご来院いただいた時には、右が42.6度、左が45.7度と両方とも40度を超える「重度」レベルの外反母趾でした。ここまでくると靴を選ばざるを得なくなったりひどい痛みを感じたりして、生活に支障が出てしまうレベルです。
歩き方を変えることにとても苦労をされたようですが、一生懸命改善に取り組まれたので、12か月後にはぐんと改善されました。
また足の幅が0.5~0.7㎝改善しています。
足の幅というのはあまり気にされておられる方が少ないかもしれませんが、外反母趾の指標のひとつです。正しい歩き方ができるようになると自然と足の幅は狭くなります。
「たった数ミリの改善」と思われるかもしれませんが、これだけでも、靴が大きく感じるようになったりするなど、意外と大きな差なのです。

アンケート


道具を使わず、歩き方を修正して外反母趾を治す・・・
「そんなこと考えたことなかった!」
という方は大変多いです。
今まで、何をしても改善が見られなかったあなたの足のトラブル、歩き方を変えることで何かが変わるかもしれませんよ。