施術者プロフィール

趣 味

漫画を読むこと; コブラ、ハイキュー、柔道部物語などが好きです。昔のものから最近のものまで、結構なんでも読みます・・・が、少女漫画は苦手なので、少年青年漫画専門です。

映画鑑賞; ロードオブザリング、レオンが好きですが、B級、C級映画も楽しく見ます。サスペンスも好きです。相当の雑食なので、映画好きの方はぜひおすすめを教えてください。

スキューバダイビング; これまでは沖縄周辺を主として石垣島によく行きました。子どもも一緒に船に乗せてくれるサービスをしてくれるところがあるからです。私は潜って、子どもはシュノーケルで、大きなマンタを見たことがあります!葉山や静岡でもいいスポットがあると聞いたことがありますが、本州の海はまだ未体験です。

 

幼少~学生時代(昭和63年)

3人兄弟の次男として神戸で育ち、幼少の時からブロックやお絵かきが大好きなインドア派で、一日中一人で遊んでいる子供でした。そのため運動は得意ではなく、特に自分からやるようなタイプでもありませんでした。

それが、何を思ったか突然中学から柔道を始め、結局高校卒業するまで続けていました。ただ元々運動嫌いのためそれほど強くはなれませんでした。この時期、試合中に右肘を骨折し、病院での治療後に接骨院に通い始めて柔道整復師という仕事を知りました。

大学では北海道で畜産学を専攻し、夏休みの1か月間にわたる酪農家での実習などで牛に関わり、研究室ではアオカビの酵素の研究を行うなどそれまでの生活とはかけ離れた4年間を送っていました。北海道は自然が豊かで食べ物もおいしく、田舎で動物相手に楽しい日々を過ごしていました。

 

社会人
就職は学生時代の畜産学を活かして、牛の繁殖・改良に携わる仕事をしている公益法人に就職し、牛の繁殖関連の仕事をしていました。

最初は生産の仕事もしていましたが、途中より営業専門となり、車を運転して営業出張の日々を過ごすことになりました。

また転勤が多く、熊本、岡山、群馬と様々な場所に行きました。月の半分を車で飛び回っていましたが、40歳を超えたあたりから腰痛が出はじめていました。

あまりの痛さによる寝ることもできない日もあり、この時再び接骨院に行き治してもらいました。

この時の技術に感銘を受け、一念発起しそれまで勤めていた会社を辞め、柔道整復師、鍼灸師になることを決意して専門学校に入学しましたが、なんと入学式の翌日、背中に激痛を覚えて救急病院に駆け込む事態が起きました。

最初はぎっくり腰といわれましたが、実は化膿性脊柱炎という、脊椎の中に膿がたまってしまう病気で3か月の絶対安静を言い渡されました。しかも、最悪、半身不随になるかもしれないとも言われ、目の前が真っ暗になったことを、今でも思い出せます。

その時、下の子どもは生後1か月で、妻も私の転職に合わせて仕事を辞めたばかりでした。

「まさか自分が」という言葉しか頭の中に浮かばず、最初の数週間はどうしていいかもわからない状況でした。これまでいろいろな怪我や病気をしても、自分が障害を持つかもしれない、などと考えたことなどなかったからです。

その時、初めてといっていいほどに、心から健康な体のありがたみを感じました。

結局、幸運なことに経過は順調で、後遺症なども残らずにすんだので、今思えば、この経験は今の仕事の大きな礎になったと思えます。

そして1年の休学を経て復帰したのですが、なにぶん20年ぶりの学校での勉強であったため、思った以上の苦労がありました。卒業後、他院での勤務を経て、平成30年1月に鍼灸整骨院を鎌倉で開業し、現在に至ります。

開業するために今まで様々な技術を紹介する教材や、セミナーなどで学びました。しかし実際には、それまでの技術では対応できない症状や、思うような改善結果に至らないケースに多く遭遇してきました。

「施術後は調子が良くルンルンで帰ったんだけど・・・」、「当日と翌日まではよかったけどそのあとは・・・」と言われることがあります。その逆に「だんだん調子が良くなってきている。」、「痛くなくなった。」と言われることもあります。

その違いは何なのでしょうか。

ある時ふと思いました。

明らかに改善していくものは原因がそこにあり、その部分に症状が出ているもので、改善していかないものはそもそも本当の原因が違うのではないかということです。

たとえば捻挫のように足首を捻ったためそこが痛くなったものは、そこを治療すればよくなります。しかし、骨盤の歪みで腰が痛い人は、骨盤の歪みが原因なのだから骨盤の歪みを取れば腰痛は改善していくはずです。

でも実際はそうではないのです。

骨盤の歪みが直接の原因ですが、そもそも「骨盤が歪むのは何故か」が本当の原因なのです。足を組む、ぺったんこ座りをする、女の子すわりをするなどの日常の癖そのものが骨盤を歪めていきます。その癖をまずやめることから始めないと幾ら骨盤の歪みをとっても、すぐにまた歪んで痛くなってきます。ぶり返す症状は、結局、本当の原因が取り除けていないことで起こっているのです。

自分が脊柱炎になった時のことも思い返して、症状の改善には、ただ単に手技などに頼ってその瞬間を楽にするというだけではなく、繰り返し症状が起こらないような体づくり、日常の生活習慣の改善などの、「根本に訴えること」が同時に必須であることに気付き、セルフケアや身体の使い方の指導にも力を入れるようになりました。